ヤスムント国立公園は、ドイツ北東部のメックレンブルク・フォアポメルン州にあります。 国立公園内で最も良く知られている場所は、著名な画家カスパー・ダーヴィット・フリードリヒによって描かれ、世界的に有名になったケーニヒスシュトゥール付近の白亜岩です。 この他、国立公園のシュトゥープニッツ台地上には、13 世紀以来のヨーロッパブナの森があります。この台地は、氷河期に形成されたもので、主に白亜岩からなっています。 全長10キロメートルで、高さが最大117メートルにも達する白亜海岸では、波の影響の有無によって異なる姿を見せる断崖が印象的です。この断崖は、浸食・後退作用のダイナミズムを具体的に示すもので、この地域に典型的な特徴となっています。 現在でも海岸を注意して歩いていると、天然チョークだけでなく、氷河期にできた堆積岩や化石を見つけることができます。 ハイキングやサイクリング、エクスカーション、セミナーなどの様々なサービスが、たとえば生物圏保護区「リューゲン南東部」といった、地域の素晴らしい森林地帯を理解する機会を提供しています。 国立公園内は動植物が豊富で、たとえば白亜岩の断崖で雛をかえすニシイワツバメや稀少種のオジロワシも生息しています。 とはいえ、観光地としてのシュトゥープニッツ地域の価値は、その素晴らしい白亜岩の風景だけによるものではありません。 国立公園管理局が定期的に開催しているガイドツアーでは、たとえば古代ゲルマンの女神ヘルタや秘密のベールに包まれた海賊シュテルテベッカー ─ この地に財宝を隠したとされる海賊 ─ といった伝説の人物について、詳しく知ることができるのです。 ブリンツの南にあるグラーニッツ狩猟宮殿を訪れたり、島の小型蒸気機関車「疾走するローラント号」に乗れば、地域の文化観光名所をもっと訪ねてみようという気になるはずです。 さらに、ヴィットという小さな村があるアルコナ岬、漁業博物館があるザスニッツ漁港、ザスニッツの「海賊の峡谷」、カスパー・ダヴィット・フリードリヒの作品が展示されているグライスヴァルト美術館、ギンクストの歴史的な職人の作業場、ノイキルヒェン近郊のグリュムプケ展望塔も、ここで紹介するだけの価値がある観光スポットです。