ヴィルヘルムスヘーエ宮殿&公園

    ヴィルヘルムスヘーエ宮殿&公園:自然と建築から生まれた傑作。

    この宮殿と庭園は、ヘッセン=カッセル方伯カールが、イタリア旅行時のインスピレーションから創り出しました。ごく自然でロマンチックな、建築と風景による傑作です。

    ヘッセン=カッセル方伯カールは、ローマでファルネーゼ家のヘラクレスのモニュメントを見て、すっかり虜になってしまいました。こうして、1701年から1711年の間、例の素晴らしい宮殿&庭園を造ることになる、ローマの建築家グエニエロを雇ったのです。 ハービッヒツヴァルトの急斜面、標高527メートルの場所には、最頂部に有名なヘラクレス像が立つ、8角形の宮殿が聳えています。 古代の有徳の英雄を頂くこの建物は、方伯のシンボルとなり、トイトブルクの森のヘルマン記念碑やニューヨークの自由の女神のモデルになったとも言われています。 その下には大規模なカスケード (多段式の滝) が伸びており、洞窟や台地を交えながら渓谷へ下り、大きなネプチューンの泉に注いでいます。 1785年からは選帝侯ヴィルヘルム1世が周囲の土地を、今日のような滝や土手、橋を備えた、ごく自然でロマンチックな山地公園に造り替えました。 公園の大きさ、張り巡らされた道、天気や季節の影響などにより、長年公園を訪れている人でさえも、ここで時間を過ごすたびに新たな印象や眺望を得ることになります。 夏期の毎週水曜日・土曜日には、水のショーが熱狂的なファンを引き寄せています。月の第一土曜日には、ライトアップもされます。 ヴィルヘルム1世の名前にちなんだヴィルヘルムスヘーエ宮殿 (1786-1798建造) では、現存する白石製翼棟に、アンピール様式・擬古主義様式の調度類や贅沢な浴室、ヨハネス・ハインリヒ・ティッシュバインの絵画を備える、侯爵住居があります。 近代的な内装が施された宮殿中央部は、オールド・マスター (18世紀以前の巨匠) たちの素晴らしい作品を集めた美術館になっています。 目下これら諸施設は、2012年のユネスコ世界遺産登録へ向けて、着々と準備を進めています。 エクスカーション ごく近い場所には、ヴィルヘルムスヘーエ宮殿より50年ほど古い、ヴィルヘルムスタール宮殿があります。風景式庭園を備え、ドイツのロココ建築としては最も優美なものに数えられています。 この他にもカッセルは、グリム兄弟ゆかりの場所や彼らのメルヘンの舞台となった場所を結び、全長は600キロメートルにも達するドイツ・メルヘン街道の中心都市です。

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