home

血にはガソリンが

ザクセンの人々は天賦の “工具使い” です:これは自動車が入手困難で、できるだけ長持ちさせなければならなかった、ドイツ民主共和国 (東ドイツ) の時代に始まったことではありません。ザクセンでは、これまで様々なものが発明されてきましたし、現在においてもエンジニアを最も輩出している州なのです。これらの事実からも、自動車産業のパイオニアたちがザクセンで活動していたことは、驚くに値しません。ザクセンでは、すでに100年以上前から自動車が製造されていました。たとえば ─ アウディ同様に ─ ツヴィッカウに本社を置いていたホルヒの自動車は、第二次世界大戦まで贅沢&エレガントな乗用車の代名詞であり、このカテゴリーのトップに君臨していたのです。今日では、ポルシェとBMW、フォルクスワーゲンが、州内の複数の工場で自動車を製造し、この伝統を継承しています。これ以上の贅沢が考えられるでしょうか?

ポルシェ・ライプツィヒ

多くの人にとって、ポルシェを運転するのは夢ですが、決して実現不可能なことではありません。というのもポルシェは、2002年に稼働したライプツィヒの新工場に、慣らし運転やテスト走行用のコースを併設しているからです:世界的に有名なサーキットを模して、10か所にカーブを設けた、3.7キロメートルのコースです。さらに、SUVもライプツィヒで組み立てられることから、全長6キロメートルのオフロード・コースが建設されています。いずれのコースでも、ビジターがドライバーやナビゲーターになって走行し、レースに参加しているような気分に浸れるのです。他にもポルシェ・ライプツィヒは、様々なサービスを提供しており、その中にはもちろん工場見学が含まれます。着陸したUFOといった趣のエントランスビルは、一年を通じてイベントに利用されており、独自のケータリング・セクションを備えています。ポルシェ・ライプツィヒの訪問は、きっと特別な体験になるはずです。また、さほど離れていない場所にある、BMWの工場も見学できます:特徴のある中央棟は、著名建築家ザハ・ハディッドの設計によるものです。

続きを読む »
«縮小

フォルクスワーゲンの「ガラス張り工場」

「ガラス張り工場」の組立エリアは、床上で食事できそうなぐらい清潔です。ここでは白い作業着の労働者たちが、フォルクスワーゲンの高級車フェートンを組み立てています。組立の全工程が、公開作業として演出され、興味津々の見学者たちを喜ばせているのです。この工場は、グローサーガルテンの周辺部、ドレスデン旧市街から徒歩で数分の場所にあります。とはいえ、交通状況に神経を使う必要はありません。部品は、カーゴートラムと呼ばれる、路面電車で納入されるからです。フォルクスワーゲンは、2001年以来この地でフェートンを製造し、100年以上にわたる “ザクセン製高級車” の伝統を継承することになりました。とはいえ「ガラス張り工場」は、単なる工場に留まらない存在です。たとえばロビーでは、有名なモーリッツブルク音楽祭のコンサートなど、各種文化イベントが定期的に開催されています。そして、趣味の良いバーが併設された直営レストランは、人気のデートスポットになっています。

続きを読む »
«縮小

アウディ発祥の地

天才的な自動車設計者だったアウグスト・ホルヒは、自身の名前を冠した会社から追放されると、ザクセン州ツヴィッカウ市内 ─ 前の会社のすぐ近く ─ に新たな会社を設立しました。もはや「ホルヒ」という社名は使えませんでした。そこで、ラテン語に翻訳した「アウディ」を採用したのです。そして1930年代初頭には、ザクセンの自動車メーカー4社 ─ ホルヒとアウディ、ヴァンダラー、DKW ─ が合併してアウト・ウニオンを結成し、現在もアウディが掲げる、4つのリングがトレードマークになります。大戦後には旧アウディ工場で、大衆向けにトラバント ─ プラスチック製ボディに2サイクルエンジンを搭載した小型車 ─ が製造されていました。かつてのアウディ工場に設けられたアウグスト・ホルヒ博物館で、戦後期のプロトタイプの展示を目にすると、ザクセンのエンジニアなら別のものが作れただろうに、という思いが募ります。また、アウグスト・ホルヒの社長室や (敷地内に建てられた) 邸宅も見学できます。

続きを読む »
«縮小

他のミュージアム

アウト・ウニオンに参加した会社のひとつDKWは、デンマーク人エンジニアのイェルゲン・スカフテ・ラスムッセンがザクセン州チョッパウに設立した会社で、オートバイと廉価な小型車で知られていました。ラスムッセンと同じ名前を持つ孫は、自身のコレクションをザクセン州立ケムニッツ産業博物館に寄贈しています。産業博物館の数軒横には、歴史的な立体駐車場を利用した、ザクセン車両博物館もあります。一方でドレスデン交通博物館は、膨大なコレクションを擁しているものの、ドレスデン・ノイマルクトに近いヨハネウムの限られたスペースには、わずかな車両しか展示できていません。とはいえ特別展では、再三にわたって貴重な所蔵品を紹介しています:たとえば、有名なドレスデン・グレーザー社が製造した車体などです。大型のものに興味があるなら、ケムニッツ近郊ハルトマンスドルフのザクセン業務車両博物館で目にできます。

続きを読む »
«縮小

ザクセンリング

ホーエンシュタイン=エルンストタールに近いザクセンリングでは、早くも1927年に最初のレースが開催されています。そして1970年代までは、カー&オートバイレースへの参加を巡って、東西ドイツが競合していました。その後、コースが国際的な規定を満たすものではなくなり、東ドイツの車両も競争力を失ってしまいます。しかし、1990年代に全長3.5キロメートルの新サーキットが完成し、レース場であるザクセンリングの、栄光に満ちた伝統が継承されることになりました。現在は、MotoGPが開催されています。とはいえ、ザクセンリングはあらゆる人間に開かれています:スリルを求めるなら、自分でレーシングカーやツーリングカーを運転できますし、レーシングカーやラリーカー、サイドカーの助手席に乗せてもらうことも可能です。少々刺激が強すぎるというのなら、乗用車やオートバイ、トラックなどで、安全運転トレーニングを受けることができます。もちろん、それでも心臓の鼓動は高まるはずですが……。

続きを読む »
«縮小

アウグストゥスブルク宮殿のオートバイ博物館

様々な “二輪車” を目にしたいのなら、アウグストゥスブルク宮殿がおすすめです。ルネサンス時代に建造された、堂々たる狩猟用宮殿は、エルツ山地を望む素晴らしい風景だけでなく、ヨーロッパ最大級のオートバイ・コレクションを見せてくれます。かつて近隣の町チョッパウに、世界最大のオートバイ製造工場が存在していたことを考えると、このような博物館があるのも不思議ではありません。ここには、世界初の量産モデルである1894年製ヒルデブラント&ヴォルフミュラーや世界最長の量産車、珍しい構造のオートバイ、プロトタイプなどが並んでいます。宮殿内の別の場所には、少々時代を遡りますが、またしても “4輪車” のファンが喜びそうなものがあります:馬車博物館には、19~20世紀 ─ まだ自動車が万人の手の届くものではなかった頃 ─ に走行していた、代表的な車両が展示されているのです。

続きを読む »
«縮小

トップ・イベント

インターナショナル・ディキシーランド・フェスティバル

ニューオーリンズ以外では最大級のオールドタイム・ジャスフェスティバルが、毎年5月第2週にドレスデンで開催され、世界中からたくさんの人々が集まります。

ドレスデン音楽祭

毎年5月から6月にかけて、ドレスデンで大規模な音楽祭が開催されます:ザクセン選帝侯によるミューズ&ツヴィンガー・フェスティバルの伝統を継承したもので、クラシック音楽の枠にとらわれない内容になっています。

ウェイブ・ゴシック祭

毎年聖霊降臨祭の週末には、黒を基調とする多様なファッションに身を包んだ、ゴシック・ファンたちがライプツィヒに集結し、大々的な音楽・文化フェスティバルを展開します。

ライプツィヒ・バッハ音楽祭

毎年6月にライプツィヒは、大規模な音楽祭を開催して、音楽家にして作曲家だったヨハン・ゼバスティアン・バッハを称えます。ちなみにバッハは、27年にわたってライプツィヒで活躍した後、トーマス教会に葬られました。

ヴィア・テア

毎年夏に、ドイツで最も美しい都市とされるゲルリッツは、ポーランド領の隣接都市ズゴジェレツ (かつてはゲルリッツの一部) 共々、3日間にわたって国際ストリート演劇祭の会場になります。

モーリッツブルク音楽祭

チェリストのヤン・フォーグラーが主催する、世界最高とも評される室内音楽祭で、毎年8月にモーリッツブルク城を中心に、ドレスデン近郊の様々な場所で開催されます。

無料カタログ

ザクセンのトラベルガイド