伝統と風習は、たいていは (一年の経過と共に訪れる) 祝祭によって伝えられているものであり、しばしば宗教上の理由から生まれたものです。土地の風習として、今も昔も重要な祝祭になっているものには、カーニバルや復活祭、聖霊降臨祭、キルメス (教会開基祭) 、万聖節、クリスマスなどが挙げられます。 多くの宗教で行われている巡礼も、宗教的義務を果たすための伝統的な旅であり、信仰心を表現するものです。 巡礼は、中世の信仰における極めて重要な事象に数えられ、信仰心の証としてキリスト教生活の真髄になっていました。 サンティアゴ・デ・コンポステーラにある聖ヤコブの墓は、1000年以上も前から、様々な巡礼路 ─ ヨーロッパ全域に広く張り巡らされた道路網 ─ を介して、世界中から年間数百万人もの巡礼者を引きつけてきました。 この巡礼路は、ドイツではトリーアやケルン、アーヘンといった歴史都市を通っており、有名な芸術品から聖ヤコブ巡礼者の痕跡を認めることができます。 重大な事件や運命的な出来事、奇跡が起こった場所、たいていは魔法使いか魔女ですが、場合によっては悪魔や悪霊、 (生け贄を捧げる) 祭壇、宗教儀式などの存在が噂される場所……ほとんど至る所に “不思議な場所 があります。 それは、異教の祝祭や夏至祭が行われる神秘的な場所であり、メルヘンや神話、伝承、伝説に度々出てくるような、ある種の魔力が発せられている場所なのです。