名物を選択

美味しいドイツの味。

お祭りやイベントにビールやブラートヴルストが欠かせないのは当たり前。けれどそれは、ドイツを訪れる人々を待っている味わい深い大きな世界のほんの一部に過ぎません。ドイツ全土に広がる食を発見する旅へと出かけましょう。グルメ体験・味覚体験におけるその多様さに驚かれること請け合いです。

ニーダーザクセン州 では、アスパラガスの生産が長い伝統を有します。「ニーダーザクセンのアスパラガス街道」と記された道沿いには、ブルクドルフ、ニーンブルク、ブラウンシュヴァイク、ギーフホルンなど、広大なアスパラガス生産地域が連なっています。ニーンブルクにあるニーダーザクセン・アスパラガス博物館では、季節野菜・アスパラガスについて、知って損はない様々な情報を得ることができます。4月末から6月末まで続くアスパラガスのシーズンには、ジャガイモやハム、オランデーズソースを添えて食すのが定番です。

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エルツ山地で迎えるクリスマスのハイライトは、聖夜に食される伝統の祝宴料理「ノイナライ」。9つの異なる料理からなる一皿です(ドイツ語で9はノイン)。9つの料理は思い出や願いを象徴し、その年に達成したことを表します。レンズ豆やエンドウ豆、酢漬けのキャベツを添えた焼きソーセージ、ニシンなどの魚にリンゴサラダを添えたもの、ソーセージ入りポテトサラダ、グリュツェ(粗挽きの穀物で作った粥)、キビの粥やローズヒップのスープ、ローストポークのジャガイモ団子添え、ナッツ入りゼンメルミルヒ(パンを牛乳に浸したもの)、パンと塩、ドライプルーンなどが饗されます。

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プルスニッツのプフェッファークーヘンは、1558年以来、オーバーラウジッツ地方の小さな町、プルスニッツにある8つのプフェッファークーヘンの手作り工房と、1つのレープクーヘン工場で生産されています。毎年 11月の第1週末になると、プルスニッツのプフェッファークーヘン市場にこの名産品を求める長い行列ができます。迎賓館と呼ばれる建物に設けられたプフェッファークーヘン見学工房博物館では、伝統のケーキ作りについて学ぶだけではなく、自分自身でプフェッファークーヘンを焼いてみることも可能です。一年 365日開館しています。

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「桁違いの味と大きさ、それはテューリンゲンのカルトッフェルクレーセ」。何世代にもわたって語り継がれる、テューリンゲンの決まり文句です。すりおろした生のジャガイモと、茹でて押しつぶしたジャガイモを混ぜた中に、バターでカリッと炒めたクルトンを詰めるテューリンゲン団子は、同じくジャガイモから作られる他の団子とは全く異なります。ハイヒェルハイムに新たにオープンした「テューリンゲンの団子の世界」という名の施設では、団子やジャガイモの歴史についての楽しい展示室が設けられており、団子製品の工場直売、その場で食べれる団子屋さん、中に入れる団子としては恐らく最も大きな団子シアターと、これでもかというほどの団子づくしです。

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ハノーファー にあるバールセン社は、有名なライプニッツのバタービスケットを 120年以上にもわたって生産しています。その名前は、様々な分野でその才を発揮した有名な学者、ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツに由来しています。味わい際立つビスケットは、シカゴで開催された国際展示会で金賞も受賞しています。2013年、普段はバールセン本社に掛かっている金メッキを施した真鍮製のビスケットが、「クッキーモンスター」と名乗る輩に、短期間、盗まれてしまったというエピソードからも、このビスケットの人気のほどがうかがえます。

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ブレーメン のラーツケラーでは、1409年の昔から、ワインを極めたケラーマイスターが選り抜きのワインを提供しています。650種類の味わい深い品種を揃え、ドイツ産ワインの最大コレクションを誇ります。いくつもの柱と大樽に囲まれたアーチ型の大きなホールで舌鼓を打った有名人も少なくありません。その中のひとり、ハインリヒ・ハイネはこの場所にちなんだ詩も書いています。

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テューリンゲン産ローストブラートヴルストのレシピは今から 600年も前に生まれたもので、ゲーテもこのソーセージを味わったと言います。しかし、およそ3千軒に及ぶテューリンゲンの肉屋で、豚肉、マジョラム、キャラウェイ、ニンニク以外の材料について教えてくれる店は一軒もありません。分かっていることといえば、このソーセージは炭火焼きにしなければならないこと、そして、重さが約 150グラムでなければならないことの2つだけです。テューリンゲンのファストフードとも言える本品には、本場テューリンゲン産のマスタードを付けて食べるのが決まりです。アルンシュタットにはドイツ初のブラートヴルスト博物館があり、展示されているテューリンゲン産ブラートヴルストに関する最も古い記録は 1404年にも遡ります。

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黒い森、シュヴァルツヴァルトの甘い誘惑、シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ。ラードルフツェルでは 1915年から食されていたとか、1930年代にテュービンゲンのカフェで生まれたものだとか諸説ありますが、ひとつ確かなことは、シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテがバーデン・ヴュルテンブルクから世界へと広まっていったという事実です。いずれにせよ、その決め手となる材料は、このケーキに他には真似のできない風味を与えるお酒、シュヴァルツヴェルダー・キルシュヴァッサー、そしてもちろんキルシュ、つまりサクランボです。1つのトルテに含まれるサクランボの数は、焼く人の裁量に委ねられています。

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