”貴重品となる ザクセンワイン” - ザクセンのブドウ栽培地域は欧州の最北の栽培地域で、もっとも小さな地域のひとつです。エルベ川沿いでは850年前からワイン用のブドウが作られていました。小さな区画に分割された畑が特徴的で、3000余りの小規模ブドウ栽培家が従事しています。ザクセン地域で採れるブドウは多品種で、ゴルトリースリング種はここザクセンだけに植えられています。ザクセン産のワインは大部分地元で消費されてしまいますので、ドイツでも貴重品となっています。
ザクセンのブドウ栽培面積は約472ヘクタールあり、白ワインの割合が大きく、80%になります。 ザクセン には現在37の品種が栽培され、バラエティに富んでいます。主要なブドウ品種はミュラー・トゥルガウ、リースリング、ヴァイスブルグンダー、グラウブルグンダーで、赤ワインではシュペートブルグンダーとドルンフェルダーとなっています。珍しい品種ではトラミーナーとゴルトリースリングがあります。
ザクセン産ワインのもつ性格は、非常に異なる土壌をもつ畑から生まれます。エルベ川ではさまざまな地質地層があります。ミシシッピ紀のエルツ山地の主造山運動期に、マイセンの石英閃長岩岩塊が地表に押し出しました。白亜紀の砂岩層と堆積岩層があり、それを閃長岩の層が一部被っています。この層の上に、再び黄土や粘土、川砂の氷河時代とその後の堆積が部分的に重なりました。
この ザクセン では大陸性気候の影響が顕著です。冬の寒さや遅霜、さらに十分な降雨と高い年間平均日照時間も重要です。ブドウの成長と成熟に最上の条件が整っています。エルベ川の谷では年平均日照時間は約1,570時間あり、一部地区では他のドイツの生産地域より多いところもあります。一つ言えることは、ブドウの栽培限界に近づけば近づくほど、ワインのアロマとブーケが増すということです。
この ザクセン のワイン文化は独特です:現在約3,650の小規模ブドウ栽培家と21のブドウ栽培事業が、ザクセンのブドウ栽培に専従あるいは副業で携わっています。 小規模栽培家の大部分は、ブドウ栽培協同組合に加入しています。3つのとくに大きなワイン生産業者があり、約1,600の会員を擁する マイセン 協同組合、ザクセン州立醸造所シュロス・ヴァッカーバルト、 ザクセン唯一の肩書き付き高級ワイン醸造所のシュロス・プロシュヴィッツ・プリンツ・ツア・リッペです。
ザクセンのブドウ栽培家の性格はワインに現れます - 伝統を大切にしますが、革新にも前向きです。ブドウ栽培家は、土地の人や旅行者にザクセンのワインについてよりよく知ってもらおうと、誠心誠意ホスト役を務めています。有名なザクセンのくつろぎゲミュートリッヒカイトは、ゲストにとって好ましいだけでなく、ブドウにとってもよいことです:時間をたっぷり取ってもらえますから。このすばらしいワインを試し味わうために、ぜひ十分な時間を用意してください!
ピルナからマイセン近郊ディースバー・ゾイスリッツの間に広がる変化に富んだ文化景観の中、55キロメートルにわたって曲がりくねったザクセン・ワイン街道があり、エルベ渓谷の陽光の多い温暖な気候に恵まれて、国際的なエルベ・サイクリングルートやザクセン・ワインハイキングルートが平行して走っています。
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