ワイン生産地域プファルツを手短によく知るには ドイツ・ワイン街道 を知ることです。世界でもっと古いワイン観光ルートは、北のボッケンハイムとフランス国境のシュヴァイゲンの間にあるワインの町村を結んでいます。また ドイツ・ワイン街道 サイクリングとハイキングのルート は、プフェルツァーヴァルト山地とライン川の間に広がる魅力的なワイン生産地域を知る絶好のルートで、徒歩で、あるいは自転車で訪れるとよいでしょう。
プファルツのブドウ畑はミッテルハールト・ドイツワイン街道と南部ワイン街道が半分ずつ占めています。プファルツ地域はモーゼルを含めて5,000ヘクタール以上ののブドウ栽培面積があり、世界最大のリースリング種ワイン生産地となっています。南部ワイン街道にはブルグンダー種のブドウがよく育ちます。プファルツの白ワインのスペシャリティは、ゲヴュルツトラミーナー種とショイレーベ種です。プファルツのブドウ栽培面積の約40%は赤ワイン用のブドウで、なかでもドルンフェルダー、ポルトギーザー、シュペートブルグンダー、リージェントの品種が多く見られます。ワイン生産地域プファルツはドイツ最大の赤ワイン生産地です。
プファルツのブドウ栽培地の土壌はさまざまで、したがって多様なブドウ品種が栽培されています。ブンテル砂岩は面積の半分以上を占め、ハールトラントでは岩石の割合が高く、砂は少し深い層にあります。ここから軽いエレガントなワインが生まれます。黄土土壌ではミュラー・トゥルガウやドルンフェルダー種の毎日飲むワインが造られます。石灰風化土壌は力強いブルグンダー種の栽培に適しています。すぐれたワインはブルヴァイラーの粘板岩土壌、フォルストの玄武岩土壌、ビルクヴァイラーのロートリーゲンデ土壌で育ったブドウからできます。
3月のアーモンドの花祭りでワイン祭りのシーズンが到来しますが、このことからプファルツの気候が温暖でブドウ栽培に適していることが分かります。プファルツではシュペートブルグンダー種とリースリング種のブドウ、イチジク、栗が実るだけでなく、もともと地中海の品種であるカベルネ・ソーヴィニオンをはじめメルロー、テンプラニーリョ、シラーまで栽培されています。ごく稀ですが厳しい冬にブドウが凍ること、あるいは暑い乾燥した夏でブドウが乾くことがあります。自然は、年に2000時間という長い日照時間と黄金の小春日和というプレゼントを与えてくれました。雨は1平米に500リッターしか降りません。
140余りのプファルツの町村はブドウ栽培地に点在しています。ブドウ栽培を行っているドイツの最大の町はランダウとノイシュタットで、両方ともプファルツ地方にあります。3,000のブドウ栽培家庭が、専従あるいは副業としてブドウ畑の手間のかかる仕事に従事しています。多くのブドウ栽培者はブドウを近くの協同組合に納めます。プファルツには24の協同組合があります。それ以外では醸造業者が収穫を買い取ります。家族経営の半数、そのほとんどは10ヘクタール余りのブドウ畑を持っていますが、自分でワインを造り、農場で直売しています。どこでもワイン試飲ができます。
プファルツの人は田舎や小都市に住むことを好みます。村の共同体がもたらす信頼関係を大切にします。互いを知り、一緒に祝います。ワインの町村はワイン祭りなしではありえません - 200におよぶワインに関連した祭りに人々が集まります。ここでは伝統的に長いテーブルに肩を並べて座り、大きなグラスからリースリングワインを一緒に飲みます。
ドイツワイン街道は、シュヴァイゲン・レヒテンバッハからボッケンハイムまで、魅力に満ちたプファルツ地方を通る全長85キロメートルのルートで、ブドウの生きる喜び、ワインの楽しみ、くつろぎ、スターシェフ料理の魅力に溢れています。
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ドイツワイン街道サイクリングロードは、街道名称を見ただけでサイクリストが期待するものがありそうに思えます ─ プファルツ地方では、ドイツ最大クラスのワイン生産地域を目にできるのです。
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