クラシック音楽のオーケストラ ─ 偉大な伝統

今日ドイツには、50余りの大規模交響楽団とほぼ同数の室内&青少年オーケストラが存在します。これらの楽団には、数十年ないしは数百年の伝統があります。有名な作曲家や指揮者、ソリストたちが、ドイツのオーケストラに高い音楽性を求め続けてきました。

There are currently around 50 grand symphony orchestras in Germany – and about as many chamber and youth orchestras. The history of these ensembles goes back decades, if not centuries. Great composers, conductors and soloists have all contributed to the success of Germany's orchestras.

ボーフム・シンフォニカー

1918年以来の伝統を持つボーフム・シンフォニカーは、第二次世界大戦まで主に劇場やオペラ座で演奏していました。 近年のボーフム・シンフォニカーは、現音楽総監督のアメリカ人スティーヴン・スローアンの下で、非常に個性的なプロフィールを持つようになりました。たとえば、ミュージシャンのスティングやドイツ人エンターテイナーのハラルド・シュミットなどと共演し、アメリカ合衆国やイスラエルへの公演旅行を行っているのです。このオーケストラは、大胆なコンサート・プログラムにより何度も表彰されています。

ハンブルク・フィルハーモニカー

1828年の創立以来ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 (2005年までの旧名) は、市の “音楽発信地” のような存在であり続けてきました。1933年にハンブルク歌劇場オーケストラと合併した後、ヨッフムやカイルベルト、サヴァリッシュ、メッツマッハーといった首席指揮者たちが、このオーケストラに国際的な名声をもたらしたのです。さらに、プロコフィエフやストラヴィンスキーなどの客演指揮者たち、現代音楽作品 (たとえばノーノやカーゲル) の初演、日本等への公演旅行も、楽団の評価を高めています。

hr交響楽団

今日のhr交響楽団は、1929年にフランクフルト放送局のオーケストラとして結成されました。ヒンデミットやヴァイル、シェーンベルク、シュトラウス、バルトークらの作品を初演するなど、当初から同時代の音楽に重点を置いていました。この伝統は、第二次 世界大戦後も明確に受け継がれています。とはいえ、長年首席指揮者を務めてきたエリアフ・インバル、その後継者で現職のパーヴォ・ヤルヴィにより、ブルックナーやマーラーの作品も頻繁に演奏されるようになりました。

MDR交響楽団

1923年にオーケストラが結成され、その数年後には新設の地方放送局のために演奏するようになりました。このオーケストラが、1946年に中部ドイツ放送交響楽団となり、DEFA社の映画のためにも演奏してきました。ライプツィヒMDR交響楽団の歴史は、ヴァイルやデッサウ、ペンデレツキ、シュトックハウゼンといった作曲家の初演、そしてレコーディング関係の賞の数々で飾られています。ゲヴァントハウスやMDR音楽祭、そしてライプツィヒ市内各所で演奏を行っています。

デュッセルドルフ交響楽団

デュッセルドルフ交響楽団は、1818年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディとロベルト・シューマンという、2人の偉大な作曲家がかつて音楽総監督を務めていました。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠としており、日本や中国への公演旅行の経験もあります。現在の音楽総監督 (GMD) は、ロシア人指揮者のアンドレイ・ボレイコです。

ベルリン・ドイツ交響楽団

ベルリン・ドイツ交響楽団は、西ベルリンの放送局RIASのオーケストラとして、1946年に設立されました。1953年まではアメリカ合衆国から資金援助を受け、1956年からは自由ベルリン放送局 (SFB) とも契約しています。現代音楽に重心を置いたレパートリーは、初代の首席指揮者であるオーストリア人フェレンツ・フリッチャイの影響によるものです。ベルリン・ドイツ交響楽団 (DSO) は、主にベルリン・フィルハーモニーで演奏しており、これまでジェルジュ・リゲティやジョン・アダムズの作品を初演してきました。

バンベルク交響楽団

バンベルク交響楽団は、戦争難民となったドイツ人たち ─ その中にはかつてプラハのオーケストラ楽団員だった人々もいました ─ によって、1946年に設立されました。初代首席指揮者のヨーゼフ・カイルベルトもまた以前プラハで活動していた人物であり、はやくも初めてのコンサートで、人口7万人程度の都市ではまず期待できない、高い音楽性を示しました。1949年に初めて外国公演を行い、1954年にはアメリカ合衆国でも客演しています。日本では、今日まで100回以上もの公演を記録しています。

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