アルプスの麓の「牧草地に立つ鞭打たれる救世主の巡礼教会」は、完成したバイエルンのロココ様式の建築作品のひとつです。
ヴィース教会は18世紀の教会空間を元のまま残している数少ない教会のひとつで、美術史書はヴィースの「空間の驚異」と評しています。1745年から1754年にドミニクス・ツィンマーマンは当時最高の芸術家とともにヴィース教会という最高のバイエルンロココ様式建築を完成させました。1738年6月14日に鞭を打たれるキリスト像が涙を流したことから、ヴィース教会は瞬く間に18世紀最大の巡礼地となりました。遠くからも目に入る教会は、牧草地の中、小高い丘の上に立っています。巡礼教会の理念が建物と内部装飾に反映されています。苦難、贖罪、救済がテーマです。美しくそれでいて決して派手すぎない装飾デテールが視覚的な全体印象を与えます。ヴィース教会では建築と絵画と漆喰装飾がうまくひとつに融合し、この総合芸術傑作の建物が聖母像画を収める壮麗な額となっています。