ニーダーザクセンのアスパラガス街道
野菜の王様ホワイトアスパラガス
4月から6月にかけて、北ドイツで注目を集めるホワイトアスパラガス。この季節にしか味わえない旬の味です。ドイツはヨーロッパ一のアスパラガス生産国で、何百年も前から栽培しています。リューネブルガー・ハイデからハノーヴァーまでの750kmに及ぶニーダーザクセンのアスパラガス街道には、広大なアスパラ畑が広がり圧巻の景観をみせます。
次のドイツの旅では「白い黄金」と呼ばれる白アスパラガスの故郷を訪ねてみてはいかがでしょうか。アスパラは美味しいだけではなく、タンパク質や食物繊維、ビタミンとミネラルが豊富な野菜です。アスパラガス街道沿いを旅して、農場直売のアスパラを購入したり、アスパラガス祭りに参加したり。街道近くのレストランでは新鮮なアスパラガス料理を味わうことができ、この時期ならではの旅を楽しめます。
アスパラガス:かつての万能薬が、オシャレで美味しい一皿に!
19世紀のドイツでは、アスパラガスは病気の治療効果があるとされ薬局に置かれるものでした。利尿作用やむくみ改善効果があるとされ、今でも重宝されている野菜です。でも肝心なのは、アスパラガスを美味しく戴くこと!ドイツでは、ホランデーズソースと呼ばれるほどよく酸味の効いた濃厚なホワイトソースやバターソースをかけて食べるのが定番です。付け合わせにはジャガイモの他、生ハムや仔牛のシュニッツェルなどを選ぶことができます。