黒い森、シュヴァルツヴァルトの甘い誘惑、シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ。ラードルフツェルでは 1915年から食されていたとか、1930年代にテュービンゲンのカフェで生まれたものだとか諸説ありますが、ひとつ確かなことは、シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテがバーデン・ヴュルテンブルクから世界へと広まっていったという事実です。いずれにせよ、その決め手となる材料は、このケーキに他には真似のできない風味を与えるお酒、シュヴァルツヴェルダー・キルシュヴァッサー、そしてもちろんキルシュ、つまりサクランボです。1つのトルテに含まれるサクランボの数は、焼く人の裁量に委ねられています。
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