緑の屋根の下を走る “享楽家の旅”
ボステン ©Arbeitsgemeinschaft Deutsche Allenstrasse, Bonn
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ドイツ並木街道

緑の屋根の下を走る “享楽家の旅”

ドイツ並木街道 ─ 息をのむような風景を体験できるルート!ドイツ並木街道は、ドイツ最長の観光街道です。バルト海のリューゲン島から、ユネスコ世界遺産にも登録されているボーデン湖のライヒェナウ島まで、まるで緑の帯のように9つの連邦州を通っており、全10区間の合計は3000キロメートル近くに達します。

ドイツ並木街道では、古くて太い樹木の間でドライブやサイクリングを楽しめますが、その際キーワードになるのが「時間」です。ちょっとスピードを落として、それぞれに個性がある並木道に魅了されたり、壮大な自然や動植物相が織りなす、夢のような風景に浸ったり、ルート上に現れる多種多様な観光スポットに驚嘆してほしいのです。

ここでは誰もが上機嫌に

並木道は、まるで緑の帯のように土地を横切り、葉が重なり合った “屋根” の下では、光と影による芸術が繰り広げられます。節くれだったシナノキと緑豊かなヨーロッパグリが道路を覆い、何本にも枝分かれしたオークや細身のシラカバ、巨人のようなブナ、ボリューム感のあるカエデが、陰を作っているのです。そして寂しい田舎道には、ヤナギがゆらめき、ポプラが直立しています。

中には、不思議な力が感じられるものも

古い村落の近くでは、進入路の両側に果樹が並んでいることが少なくありません。また、領主が特定の植物を偏愛したのか、古城や宮殿を取り囲むように並木ができていることもしばしばです。その際、老木は道路沿いに断固とした姿で立っています。馬車や自動車、騎士やサイクリストが傍を通り過ぎ、良い時代も悪い時代も体験したはずですし、無数の愛情告白を受けたことでしょう。たとえば、インクや楽譜で、本という形で、あるいはスクリーン上で……。

季節によるパフォーマンス

果てしなく続く並木道を進んで、緑のトンネルを抜け、ドイツを縦断するのは、常にある種の体験になります。木々の間からは、街道沿いの素晴らしい自然を目にできるはずです。それは季節によって、黄色い花が咲き乱れる菜の花畑だったり、穀物畑だったりするでしょう。そして秋になると、緑の広葉樹が鮮やかな “色彩の海” に変わり、並木道の上にもカラフルな世界が広がります。これ以上の美しさは、なかなかありません!

車輪の1回転1回転が体験に

もっとも、並木道ならではの魅力は、自転車でこそ集中的に体験できます。この意味でドイツ並木街道は、ちょっと特別な存在なのかも知れません。美しい自然や芸術に導くだけでなく、並木道自体が魅力的なものであり、それを “享楽家たち” が自動車や自転車、徒歩で堪能しているのです。もし、観光街道に何かしらの賞が授けられるなら、ドイツ並木街道は必ずノミネートされることでしょう。

ドイツ並木街道

全長:約2900 km

テーマ:並木道、自然保護、文化

見どころ:
バート・クロイツナハ: 橋上家屋
デッサウ: 世界遺産バウハウス
ドレスデン: ツヴィンガー宮殿、オペラ座、フラウエン教会
ゴスラー: ランメルスベルク鉱山、皇帝居城、旧市街
リューゲン島: バルト海、白亜岩断崖
マイセン: 磁器製作所
ラインスベルク: 宮殿
シュトラールズント: 世界遺産、マリエン教会、旧市街

www.alleenstrasse.com

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